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神戸大学体育会フットサル部・基本理念 |
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担い手を目指すJリーグも‘百年構想’の3本柱の中に、「フットサルを広め、親子や仲間が集う場をつくる」という目標を掲げています。
JFA(日本サッカー協会)は、フットサルは “いつでも、どこでも、だれでも” 楽しめるスポーツであると唱えています。たしかにフットサルは先ほど述べたように、 “だれでも” 楽しめるスポーツであります。しかし、今の日本のフットサル界は “いつでも、どこでも” フットサルを楽しめる環境にはありません。日本でフットサルのできる公共施設は少なく、そのほとんどが民間のフットサル施設なのです。その利用には高額な使用料が必要であり、それがプレーヤー層の幅を狭めている原因にもなっています。
日本のスポーツの基盤はこれまで学校と企業でした。しかし、企業を基盤としたスポーツのあり方は崩壊しつつあります。また、少子化やそれに伴う社会変化により、子どもを取り巻く環境も変化したことで、学校を基盤としたスポーツもそのあり方が問われている時期にあります。これからは地域に根差したクラブスポーツの発展と成熟が期待されるとともに、そこに学校という基盤が加わることで、より一層の相乗効果が期待できると思われます。そういった意味において、大学にフットサルの基盤を作り、フットサルの普及・発展に努めようとする我々の活動は、フットサルに限らず、これからの日本のスポーツ文化の発展と成熟にも貢献することができるのではないかと期待されます。
フットサルが “いつでも、どこでも、だれでも” 楽しめる環境が整ったとき、それは本当の意味で、日本にスポーツが文化として形成されるときかもしれません。
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2004/08/06 野原 慎次 |
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